お客様の声

導入事例

ソーマダイン ペインクリニック導入事例 お客様に聞く

痛みの専門科目であるペインクリニック。
痛みの原因は筋肉の硬結のことが多く、その硬結を簡単に低侵襲で短時間で取り除くことができるということで導入いただいた。単にマッサージをするのではなく、ソーマダインと併用させることで痛みの治療を行っておられるということでお話を伺った。


院の概要をお聞かせください。

院の概要をお聞かせください。


麻酔科(ペインクリニック)をはじめとして内科、小児科、整形外科、アレルギー科の診療を行なっており、特にペインクリニックに力を入れています。
診療科目
ペインクリニック,整形外科,アレルギー科,内科,小児科。
ペインクリニックとは痛みを治療する診療科です。

痛みを持つ患者さんの治療の出発点は、その痛みを理解し、共感することです。
当院ではその基本姿勢をモットーに、少しでも患者さんの痛みを和らげるように治療を行っていきたいと考えております。


院長略歴
昭和63年 早稲田大学卒業
平成7年 岐阜大学医学部卒業
平成8年 岐阜大学医学部麻酔科蘇生科助手
平成15年 国立名古屋病院麻酔科医長
平成15年9月 もりやまファミリークリニック 開院


所属学会・認定医など
麻酔科標榜医、日本麻酔科学会専門医、
日本蘇生学会指導医、日本医師会認定産業医
日本ペインクリニック学会専門医


ご開業について

ご開業について


勤務医の時、手術室での麻酔科の仕事が7割から8割で、外来でのペインクリニックの仕事は2割から3割だったんですよ。それで私は外来のペインクリニックを専門にやりたくて開業しました。
開業した当時は、ペインクリニックというのはあまり認知されていませんでした。それでクリニックの名前にペインクリニックを付けても、患者さんが理解できないかもしれないというのがあったので、院名は「もりやまファミリークリニック」にしました。
開業した当時名古屋市内にペインクリニックはほとんどなかったですね。今は、10件前後あるんじゃないでしょうか。

地域的に、このあたりは子供さんも多いし、お年寄りも多いということでいろんな患者さんも診させていただいています。
ペインクリニック専門ですが、内科系、整形外科系、小児科の患者さんとかも来院されます。その中で、痛みで困っている患者さんにペインクリニックという痛みを専門でやっていることをお伝えしています。
ペインクリニックと整形外科は重なっている部分もあるので、整形外科系の患者さんも結構来院されていますね。

ペインクリニックとは、様々な病気によって引き起こされる痛みや痺れなどを治療する専門科目のことです。最近ではこの治療法に注目している医師は増えてきています。
腰痛、頭痛だけでなく、三叉神経痛、帯状疱疹後痛、ガンによる痛み、手術後の痛みなどがあります。それらに対して、治療を行っています。

処置室にはベッドが6台、奥にウォーターベッドが2台あります。スタッフは現在受付が2名、看護師が2名、看護助手が1名、マッサージ師が2人います。


1日の来院数は?

1日の来院数は?

平均60人~80人ぐらいですね、
その中で、処置室で治療機器の治療を受けている方は7割ぐらいですね。

診察室で診察後に処置をするということもあるし、処置室で治療中に具合を確認したりもしています。
そしてあまり治療結果に変化がなければ器械を変えたり、注射を加えたりしています。

毎日通っている人もいますが、そういう人でもお話を聞いて変わりないか確認しています。


治療機器は何を使用されていますか?

治療機器は何を使用されていますか?

当院に設置している器械は、スーパーライザー、キセノン、ウォーターベッド、そしてソーマダインです。
ソーマダインの使用は治療の中の4~5割ぐらいの人に使用しています。


ソーマダインの導入の経緯を教えてください。

ソーマダインの導入の経緯を教えてください。


スーパーライザーとキセノンは開業準備当初から導入しようとしていましたが、それ以外にも痛みに対応できる治療機器でいい器械がないかなと探していたんです。
一般的な電気治療器、低周波や干渉波はどこにでもある器械だからそういうのはあんまり置きたくなかったですね。
探している時にスーパーライザーのメーカーさんから、
「痛みに対しての電流治療器だったら微弱電流治療器ソーマダインというのがありますよ。」
と聞いたんです。

その時に特徴ある機器ということは聞いたんですけど何かは全くわからないのでメーカーに詳しく聞こうと愛知電子工業さんを訪ねたんです。

非侵襲的治療で、患者さんの治癒力を高めることができ、筋の緊張を取ることができるという点と、他のクリニックではまだあまり使われてないことなど詳しくお聞きしました。
特徴のある器械があった方がいいと考えていたこともあり、ソーマダインの導入をすぐ決めましたね。


最初の印象はどうでしたか?

最初の印象はどうでしたか?

う~んそうだね。膝の処置をしてもらったんです。
特に痛みがあったわけでもなかったので、初めはいいのかどうか分からなかった。
でも通電した後は軽くなった感じは確かにありましたね。


使えるなと思われたのはどういう点で?

使えるなと思われたのはどういう点で?

初めは開業する時、看護師と看護助手でやっていこうと思ったんですよ。
マッサージの人も今はいますが、開業当時はいなくて…。そのマッサージの代わりに患者さんの筋・筋膜を緩めることのできるものを考えていたんです。

看護師や看護助手でも筋の緊張をほぐすことができればいいなと思いソーマダインを置いたという感じですね。

ソーマダインは痛みやコリのポイントポイントを看護師でも簡単にほぐすことができますね。


価格については?

価格については?

電気治療器として一般的な低周波などと比べると高いですが。
当院の他の機器とくらべれば安いなというのはありましたね。

だからいいかなという感じですね。
もちろん安いのにこしたことはないけど、そのくらいの価格と見合う分を働いてくれればいいと思います。


どのように治療メニューを選択されていますか?

どのように治療メニューを選択されていますか?

注射は痛みがかなり強い人、例えばぎっくり腰の人でかなり痛みが強い人でもう立てない人などには神経ブロックやトリガーポイント注射をやりますね。
腰も痛みが強かったり痛みの場所がはっきりしている人にはトリガーポイント注射をします。

まぁかなりひどい人ですね。
患者さんの方から注射して欲しいという人もありますけど・・・ね。

まず、はじめに注射だけの人もいるけど、ソーマダインをやってから最後に注射っていう形が多いですね。

なるべくソーマダインで全体の筋を緩めてから注射するという風にしています。
そこまで痛みがひどい方ではない場合や注射が嫌いな方、治療機器を望む方などに治療機器を使用しています。


ソーマダインは主にどのような患者さんに使用されていますか?

ソーマダインは主にどのような患者さんに使用されていますか?


ソーマダインを選ぶのは、やはり肩とか首のあたりの筋肉の緊張が強い人に、主に使用していますね。
あとは部分的に痛みが、例えば肘が痛いとか下肢が痛いとか足首が痛いという患者さんに吸盤を使ったりとかしますね。

ソーマダインをY型で使う人は肩こりみたいな症状の方や、上肢に症状が出ている方、頚肩腕症候群の人が多いですね。

筋の緊張度などを診て私がその場で判断して、ソーマダインをメニューに組み込んでいます。
この症状だからこれという決め方はしてなく、それぞれその時の状態によってメニューは変わります。


ソーマダインの処置は主に何を使用されていますか?

ソーマダインの処置は主に何を使用されていますか?

Y型プローブが多いです。首、肩の筋肉の緊張を取ってあげたいことが多くて、そこにY型プローブで看護師や看護助手が治療しています。
後は局所に吸盤で使用しています。

Y型プローブと吸盤の使い分けは、コリが強そうな人はY型プローブを中心に使い、そんなに強くない方には吸盤です。
また部位としては首、肩はY型が多く下肢や足首、足関節、膝関節などの関節の部位は吸盤ですね。
その辺りは状況に応じて使い分けをしています。

肩が痛くて、腰も痛いって言う人が来た場合はどちらを中心に治したいかをまず確認します。
1か所が多いですが、患者さんによって例えば途中で肘も痛くなったという方にはY型プローブやりながら吸盤を付けたりします。
そういうこともできますからね。
プローブを変えて同時にやるっていう感じでね。


時間は?

時間は?

Y型プローブですと1か所につき3~4分ですね。
吸盤だと5分から長くて7分ぐらいに設定してやっています。

時間もそれぞれの患者さんに適した時間、適したプローブで範囲も私が適宜選択して指示しています。


患者に使用するスタッフは?

患者に使用するスタッフは?

実際にソーマダインを使用しているのは看護師と看護助手です。
場合によってマッサージ師が使用することがあります。

処置室には二人の看護師と看護助手、マッサージ師の一人が女性で、一人が男性です。
看護師は初めからずっーと変わらずにいますね。
だからもうソーマダインにも慣れていますね。


スタッフが患者さんについて、通電している点についてお聞かせください。

スタッフが患者さんについて、通電している点についてお聞かせください。


ほんとに忙しい時は通電を吸盤にしていることはありますが、基本的には看護師や看護助手にY型プローブで通電してもらっています。
ソーマダインでの処置は初めから看護師にY型プローブで通電することを基本としています。

看護師が患者さんの筋の緊張をほぐすことができる処置として大切な処置なんです。
又、Y型プローブをやっている時は、看護師は患者とコミュニケーションを取り、状態を確認しながらやってくれています。

ですから
その場での評価は看護師と患者さんに任せていますが、何か言われるということはなく皆さん満足していただいています。

Y型プローブの使用は、スタッフみんなもう慣れていて大丈夫ですね。


ソーマダインの説明はどのようにされていますか?

ソーマダインの説明はどのようにされていますか?

開業当時は診察時に、ソーマダインについては「感覚がないけど凄い効果がある」
というのをその都度説明していましたね。

最近は知っている人も増えましたし、看護師が治療している時にきちんと説明してくれていますね。
ですから最近はソーマダインの説明はあまりしてなくても大丈夫ですね。


無感でのクレームは?

無感でのクレームは?

どういう治療内容をやっていくかを患者さんと相談しながら決めていくので、
通える人だったら器械などを使用しながらの治療をやるし、
あまり通えないという人にはその時だけ注射をすることや内服薬ということもあります。

患者さんの要望を聞きながら私が治療内容を計画し説明しますので、
不満を訴えてこられたことはないですね。

患者さんに効果が分かりにくかった時でもクレーム的なことはないですね。

そういった点ではスタッフがうまく説明してやってくれています。


スタッフが使用していく時の研修はどうしましたか?

スタッフが使用していく時の研修はどうしましたか?


はじめにメーカーの愛知電子さんから使い方の説明に来てもらって、その後何回かスタッフ勉強会をやってもらっていました。
使用している看護師は最初から看護助手も5年ぐらい変わってないので、特に問題もなくスムーズにスタッフで使用できています。

当院のメインが痛みの治療で、その処置としてソーマダインで通電することを看護師の仕事にしていくと、
看護師が治療に携わることで患者さんの喜びも共有できているようです。


痛みを中心に治療している方にひとこと。

痛みを中心に治療している方にひとこと。

吸盤は効果がすぐには分かりにくい時もあるけど、Y型プローブは、ほぐれてるなというのがすぐにわかります。
なのですぐに筋肉をゆるめて、しかも、短時間で楽にしてあげたい場合には、すごくいいんじゃないかなと思います。
整形外科だと、けん引してマッサージしてっていうのが普通のようだけど、当院の場合は他の整形外科と差別化を図る特別な治療、使い方をしてるんです。

最近の流れとして、患者さんの痛みに対してなるべく和らげるようにしてあげるというふうになって来ています。
昔だと「痛みは我慢しなさい」いうことだったけど、痛みを和らげるようなことを中心にする必要があります。

痛みをコントロールする手段として薬、注射や手術をすればいいだけというのではなくて、
治療器ももっと活用すればいいと思います。

痛みを診る“ペインクリニック”という中でソーマダインは効果を発揮してくれています。
いろんなタイプの痛みの患者さんが来院されますが、結局一番多いのは、腰痛にしても、肩こりにしても筋肉がこわばって痛みがでてくるという、筋筋膜性疼痛が多いので、それに対する治療としてソーマダインは非常に有効だということです。


愛知電子への要望をお聞かせください。

愛知電子への要望をお聞かせください。

器械が正常に動いてもらうということが大事というか必要なので、途中で壊れてしまうとか具合悪くなってしまうというのが心配です。
そこで定期的に確認しに来てもらいたいなというのがあります。

1年に一回ぐらいでいいんですが、点検してどこかおかしくなりそうというのを言ってもらいたいですね。
例えばプローブが通電されてないのに使っていることがあるかもしれないので、そういうのを見てもらうのも必要じゃないのかなと思います。



本日はありがとうございました。
今後、機器点検、調整含めフォロー体制をしっかりやっていきたいと思います。