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童謡「むすんで ひらいて」

16.01.22

「むすんで ひらいて」は、明治14年に「小学唱歌集」でひろく日本に発表されました。
このメロディーを聴くと幼いころの思い出が鮮明に蘇ってくる方も多いと思います。

ウィキペディアによりますと、作曲家はフランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーですが、
作詞家は不詳だそうです。
「むすんで ひらいて」の歌詞は、日本人の心の中に深く刻まれていると思います。

この歌詞についての考察が金光教 木津教会誌「和賀心」で述べられていますので、
ご紹介させていただきます。

「むすんで ひらいて てをうって むすんで
またひらいて てをうって そのてを うえに
むすんで ひらいて てをうって むすんで」

まず、「むすんで」とは、”結び”です。
人との出逢いやあらゆる出来事はすべて”結び”なのです。
人は縁あって他人と出会い、様々なことを経験します。
そのひとつひとつの出会いや経験から人は成長するのです。

次に、「ひらいて」とは、”解き(ほどき)”です。
他人と出会えば必ず別れがあります。
この別れが”解き”です。また、これがモノや出来事であれば「執着しない」または
「手放す」ということを意味します。この”解き”からも人は様々なことを
学びます。”結び”が学びならば”解き”もまた学びなのです。

そして、「てをうって」とは、”理解”です。
人は「なるほど!」と思った時、思わず手をうちますよね。
それに、もう一つ意味があります。それは「感謝」です。
つまり”結び”と”解き”から得た学びを理解し、納得し、感謝する。
そうすることで、また次の新しい”結び”へとつなげていくことが出来るのです。

さらには、「そのてをうえに」ですが、ある人との出会いやある出来事から
何を学べばいいのか分からない時があります。
または、どうしていいのか分からない時もあります。
その時は「その手を上に」して天を仰ぎ、神様にゆだねるのです。

ときには「その手を頭に」置いて、理性で考えることも大切です。
ときには「その手を胸に」当てて、自分の素直な気持ちに聞いてみるのもいいでしょう。
さらには「その手をお腹に」当てて、自分の腹の底、本心はどうなのかと問うてみると
答えが出るかもしれません。

それでも答えが得られないのであれば、「その手を上に」して天を仰ぎ、
神様にその判断をゆだねてお任せするのです。つまり「人事を尽くして天命を待つ」
ということです。こうして人は何度も「むすんで ひらいて」学びを深め、成長していくのです。

”結び”も”解き”もそれぞれ学びですから、「良い・悪い」はありません。
人は、”結ぶ”ことでしか学べないこともあれば、”解く”ことでしか学べないこともあります。

たとえば、一般論でいえば「結婚」は幸せなことで、「離婚」は不幸せなことですが、
神様の視点で見れば両方とも学びです。
離婚もそれを学びに変えれば新たな”結び”につながるので、幸せなことととらえることも出来ます。

さらに言えば「結婚しない」ことでさえ”結び”です。
結婚しないことでしか見えないものもあります。
もしあなたが結婚したくても出来ないのであれば、それはまだ学びの途中なのかもしれません。

そうしたものを手放した時、必ず新たな”結び”が現れるのです。

”結び”と”解き”のように、この世界は相対的なことで成り立っています。
「善・悪」「損・得」「幸・不幸」というのも実は自分の見方によるものです。

その自分の見ている世界というのは、自分の価値観や好き嫌いで判断していますから
自分の見たいものを見たいようにしか見ていないのです。
たとえば、幸・不幸にしても片方の立場に立ってみればもう片方は見えていない。
つまり、物事の半分だけしか見ていないということになります。全体を見ていないのです。

神様は、右も左も上も下もすべてひと目に見通しておられるのです。
そういう神様の目で見たら「すべてはあってある」姿なのです。
つまりあるがままで価値を持ち、存在し、その存在自体が神様のお働きなのです。

そこで、人間にとって必要なのは全てを感謝するということです。
「ありがたいこと」に感謝して、「ありがたくないこと」にも感謝する。
嫌なことや辛いことに「無理にでも感謝しなさい」ということではありません。

「感謝できないこと」は「感謝できないこと」として受け止めるのです。
受け止めたうえで手放すのです。そして「感謝出来ないこと」からも何かを学び
「感謝出来ること」に変えていくのです。それがすべてを感謝するということです。


すべてが「神様のおかげ」と見た時、あなたに起こった出来事の一つ一つが意味を持ちます。
そして一つとして無駄なことなどなかったことが分かります。
(神様=サムシング グレート)

私も今年、古希を迎えます。
まだまだ不安・心配の種はつきませんが「むすんで ひらいて」の歌の意味を考えると
頭の中のモヤモヤや、胸の中のざわめきが薄らいで腹に落ち、とてもすっきりとした
穏やかな気持ちになれます。

皆様も童心に帰って「むすんで ひらいて」を口ずさんでみて下さい。








「惜福」「分福」「植福」の法則

15.11.16

「惜福」「分福」「植福」の法則 金光教 木津教会誌「和賀心」より


私たちの人生には、どうやら幸運と不運が交互にやってくるようです。
考えてみれば、幸運であるか不運であるかは私たちの心の持ち方次第ですから、
不運である状態が続けば、たいていのことは幸運と思えるものですし、
逆に幸運が長く続くと、普通のことでも不運に思えてきます。
このように幸運と不運は相対的なものですから、交互にやってくるのは
珍しいことではなく、むしろそれは自然の法則なのです。

しかし、興味深いことは、「人間万事塞翁が馬」というように
交互にやってくる幸運と不運とが互いに無関係という訳ではなく、
不運と思っていたことが実は後に幸運につながる要因だったり、
逆に幸運だと思っていたことが不運につながったりと、
幸運と不運がお互いに因果関係にある事がよくあります。

ということは、不運だと思った経験も、それを活かすことが出来れば幸運につながるはず。
逆に幸運であることに慢心していると、それが不運につながるということもあるのです。
慢心して不運にならないようにするためには、「惜福」「分福」「植福」
という心がけが必要となります。

一、惜福

惜福「福を惜しむ」というのは、福を使い果たさないで大切に扱うことを言います。
お金が、時間が有り余っているからと無駄に消費してしまうのは惜福の対極です。
惜福の一例として挙げられるのは、時間を無駄にしないということがあります。
それも隙間時間を有効に活用することが大切です。
僅か十分や十五分という隙間時間こそ無駄にせず有効に使うことです。
惜福を一言で言いますと、「もったいない」という心です。
自分に与えられ恵まれたものを大切に扱い、できるだけ無駄をなくし、
活かしていくという工夫のことです。

二、分福

福を惜しむということは、ややもすると吝嗇、すなわちケチと誤解されがちですが、
幸運をつかむためには運を独り占めしないことが大切です。
これが二番目の法則である「分福」です。
分福とは、自分の得た徳を他人に分け与えること。
いわゆる「おすそわけ」というのが分福にあたるわけです。
惜福はどちらかというと個人の心がけとして重要ですが、分福は人の上に立つ者にとって
とくに重要な心がけです。

三、植福

幸運をつかむためには、「惜福」「分福」の心がけが大切だと申してきましたが、
福を使い切ってしまえばそれでおしまいです。
そこで、より大切な心がけとして「植福」という考え方があります。
植福とは、自分の力、情、智恵でもって世の中に幸福をもたらす物や知識を提供することです。
植福には、遠い将来も含めて社会に対して貢献するという意味のほかに、
植福する人自身にとっての福を植えるという意味があるのです。
いわゆる徳を積むということになります。
植福した結果、自分の福を収穫できると共に、社会の福も収穫できるのです。

◎一粒の種もおろそかにしない

喉の渇いた人に一杯の水を与えるくらいのことは誰でもできるし、
飢えた人に一椀のご飯を振る舞うくらいのことは、どんな貧乏人にでも
できるはずだといいます。
それなのに、そんな小さな行為に何の価値があるだろうかといって
実行しないのは明らかに考え違いです。
一粒の種子が巨木に育つことがあると理解出来れば、些細なことが
必ずしも些細なことで終わらないことを理解できるはずです。


3回に亘って幸運をつかむ「心の法則」を紹介させていただきました。
皆様の人生の指針となりましたら幸いです。



”続”幸運をつかむためには

15.10.28

前回に引き続き幸運をつかむ「心の法則」を紹介させていただきます。

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金光教 木津教会誌『和賀心』より


◎ 幸運をつかむためには

一、心に強い思いを描くこと

幸運をつかむということは、外部にある情報を活かすということに他なりません。
私たち人間には「自分の見たいものだけを見て、自分の聞きたいものだけを聞く」という
性質がありますから、同じものを見ても気づく人と気づかない人がいるわけです。
つまり、同じ情報を得ても、幸運をつかまえる人とつかめない人がいるわけです。
そこで、幸運をつかむためには心の持ち方が重要となってくるのです。
心の中に自分がなりたい姿や解決したい問題を持ち、いつもそれを考えていると
外部の情報に対して敏感に反応するようになります。
幸運をつかむのに心に強い思いを描くことが大切だというのは、自然の法則に
のっとっているのです。
将来のありたい姿や、解決すべき課題などを常に心に描いて考えを深めると、
必要な情報を引き寄せ、情報同士の関連が付けられ、幸運をつかみやすくなるのです。

二、行動を起こす

幸運をつかむということは、外部の情報に対して心が反応することから始まる、といいました。
しかし、それはきっかけであって、幸運として結果を残すためには、行動が伴わなければ
なりません。 それには、自分の中に経験と知識と信用を蓄積して、それを外部情報と
組み合わせていく必要が あります。
但し、どのような経験や知識や信用が将来の幸運につながるかは蓄積する時点ではわからない
ことがあります。
だから夢を描いて、ワクワクするようなことを見つけ、それに打ち込むことによって知識や経験を
蓄積することです。

三、外部情報への接点を増やし広げる

できるだけ多くの人に会い、多くの人から学ぶ機会を持つことです。
職業や職種、生活環境や年齢など関係なく、誰からも学ぶ心で情報をつなげることによって
情報の質と量に大きな変化が生じてきます。

四、短期的な成果が出ないからと焦らないこと

偶然に見えるような幸運も、実は準備していたことによって引き寄せた必然であることが
多いものです。だから、成果を焦らないことです。
心に強い思いを描いて、経験と知識と信用を蓄積し、多くの人と出会い教えを請い続けていると、
思わぬ時に幸運が訪れます。しかし、小さな幸運は実に壊れやすいものです。
せっかく訪れた小さな幸運を大切に育てていくことが必要です。

こんな言葉があります。

本気ですればたいていのことができる
本気ですれば何でもおもしろい
本気でしていると誰かが助けてくれる

ただ、この詩の最後にある「誰かが助けてくれる」という文には注意が必要です。
これは誰かの援助を当てにするという意味ではありません。
人は一人では生きていくことが出来ません。
誰かの協力がなければ何もできないのです。
人々の協力を得るためには、自分がいかに本気であるかが試させるのだと思うのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 続く



幸運をつかむ「心の法則」

15.10.14

私が"人生の師”として敬愛する金光教木津教会の木津秀夫先生が毎月発行していらっしゃる小冊子
「和賀心」
にとても心に響く言葉がありましたので、その一部を紹介させていただきます。


幸運を願う気持ちは誰にでもあって、より良い生活をしたいと努力を重ねるわけですが、同じように
努力をしても幸運をつかむ人とそうでない人がいるように見えます。

そういう時に、人は運が良かったとか悪かったという一言で片づけてしまいがちです。
でも、本当にそれだけなのでしょうか。

幸運や災難というのは「禍福はあざなえる縄の如し」で、誰にでも平等に訪れます。

しかし、同じような仕事の機会を与えられても、それを成功に結び付けられる人とそうでない人がいることも
事実でしょう。

機会を与えられることは本人にとっては偶然かもしれませんが、その機会を幸運にできるかどうかは人によって
違うのです。

偶然そのものが起こる事はコントロールできないとしても、起こった偶然をつかまえて幸運に変えることについては
何か法則のようなものがあるのではないか、という立場に立って考えてみたいと思います。

まず、幸運をつかむ”心の法則”について考えます。

なぜ”心”なのかということには理由があります。

平穏無事な生活について、普段は幸運と思わなくても何らかの理由で失ってみると幸運だった、と気づくように
幸運かどうかは私たちの”心の持ち方”ひとつで変わってきます。

すでに起こったことについて感謝の気持ちを持てるかどうかは”心の持ち方”次第です。
そして、将来に起きるかもしれない偶然をつかまえて幸運に変えられるかどうかも、実は心の持ち方が
極めて大事なのです。次の言葉は有名ですが、

心が変われば 態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる
運命が変われば 人生が変わる


私たちが幸運をつかみたいと願うのは、人生をより良い方向に変えたいと願うからでしょう。
つまり目的は人生を変えたいということです。
その目的を達成するためには人格が変わる事が必要だとこの教えは説いています。

人格が変わると、周囲の人の見る目も違ってきます。
多くの人から頼りにされるようになり、おのずと幸運を引き寄せることが出来ることでしょう。
人格を変えるということは、運命を変え、人生を変えることになるのです。

その人格を変えるためには習慣を変えることが大切だと説いています。

人格は「習慣は第二の天性」といわれるように後天的に変えることが出来ます。
人格を変えるためには習慣を変えることが必要です。

習慣を変えるためには、まず行動を起こさなければなりません。
しかし、一度だけの行動では習慣になりませんから、行動を継続し、意識しなくても望むような行動が
出来るようにする必要があるのです。

行動を変えるためには、まず態度が変わらなければなりません。
態度が写真のような静止画像だとすると、行動はビデオ映像のような動画像のようなものです。
「動画像という行動」を変えるためには、その元となる「静止画像という態度」を変える必要があるのです。

そして、その態度を変えるには「心を変える」ことが必要なのです。
すべての基本は「心」にあるのです。
心は態度に表れますし、その行動が積み重なって習慣となっていきます。
習慣が変わると人格が変わり、それが運命を変え、人生を変えていくのです。

いきなり人生を変えようとするのは大変ですが、心を変えることならできそうですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 続く

皆様は「心」を変えようと思いますか?

私は以前から自分の「心」で気になる部分がありましたから、チャレンジしてみようと思います。









NHKスペシャル 腰痛・治療革命

15.08.25

NHKスペシャル 腰痛・治療革命

上記番組をご覧になられた方も多いかとは思いますが、番組の内容を紹介させていただきます。

現在、日本人の4人に1人、約2800万人が腰痛だそうです。

腰痛の最新の治療法として、
痛みの部位(筋肉の一部が癒着したコリ)を超音波診断で見つけてピンポイントで注射すると
みるみるうちに癒着した筋肉が剥がれていき、コリがほぐれて痛みが取れる様子や、
椎間板ヘルニアが日帰りの内視鏡手術で治せる事例が紹介されていました。

しかし半面、厚生省の研究班の調査では、腰痛の半数の方が治療をしても効果が無く、また原因もわからないそうです。

長引く腰痛が3ヶ月以上続くと慢性腰痛と言われます。

カナダのマギル大学で慢性腰痛の原因を徹底的に調べた結果、脳の背外側前頭(DLPFC)の機能の衰えが関係していることが
判明しました。
腰に限らず痛みは神経を介して脳へと伝えられます。
DLPFCは、脳の痛みの回路の興奮を鎮める指令を出します。
DLPFCの働きが弱いと興奮を鎮めることが出来ず痛みが続いたまま、いわゆる幻の痛みを感じることになるのです。
痛みへの恐怖や不安がストレスとなってDLPFCの活動が衰えることが考えられるそうです。

DLPFCの衰えの原因、「恐怖」「不安」を克服するために、東京大学医学部附属病院の准教授、松平浩先生が
提唱されたのは以下の方法です。
① 腰痛への対策法をテーマにした映像を見ることで、腰痛への無用の不安を取り除く。
② 背中を反らせても痛みが無いことを脳に繰り返し伝えることで恐怖を解消する。
(一回3秒、背を反らす姿勢をとる)

175名の方の実験の結果では、
① 映像を見てもらっただけで、68名、38%の方が改善されました。
② ①では改善のなかった70名の方に②の姿勢を毎日していただくと、2週間ほどで約半数の方が改善されたそうです。

では、上記では改善されなかった人はどのように克服したらよいのでしょうか?

オーストラリア・シドニー大学の痛みの管理研究所では3週間ほど心理療法(カウンセリング)と、
恐怖をやわらげる運動(鍛えるのではなく)の2つを組み合わせた認知行動療法によって
大きな成果を上げています。

日本でも「腰痛治療ガイドライン2012」で慢性腰痛の治療法として、認知行動療法がグレードA(強く推奨できる)に
認められていますが、保険適用されていないため、まだ普及していません。

今後、腰痛に限らず慢性疼痛で苦しんでいる人々日はDLPFCがキーワードとなるのではないでしょうか?

当社もDLPFCの活性化の研究に取り組んでいきたいと思います。

NHKスペシャルの詳細はこちら



長の十訓

15.06.26

"全ての長とつく人に贈る”

昨年5月にお伝えした
「人生の大則」・・・・・この世に絶対不変の真理はあるのだろうか?
に続き、致知出版社の

「長の十訓」

を紹介させていただきます。

◎ 長たる者の器量

国も会社も家庭も、そこにどういうリーダーがいるかで決まる。
どういうリーダーがいるかで、浮沈、盛衰が左右される。
いつの時代も問われるのは、リーダーの器量である。

では、人間的器量はいかにして養えるのか?

安岡正篤師は『経世瑣言』の中で、その要諦を概ね次のように示している。

「まず、第一に古今のすぐれた人物に学ぶことです。
つまり、私淑する人物を持ち、愛読書を持つことが、人物学を修める
根本的、絶対的条件であります。
次に大事な条件は怯めず(おめず)、臆せず、勇敢に、己を空しうして
あらゆる人生の経験を嘗め尽くすことです。人生の辛苦艱難、喜怒哀楽、
利害得失、栄枯盛衰を勇敢に体験することです。
その体験の中にその信念を生かしていって、初めて知行合一的に
自己人物を練る事ができるのです。」

リーダーの器量は一朝一夕には成らない。
不断の長い修練の果てに培われる、ということを忘れまい。

◎ 壁を越える

形こそ違え、人生の壁は誰の人生にも訪れてくる。
ただ、壁が前に立ちはだかった時に、人が辿る道は二つに分かれる。
一つは壁に敢然と挑み、なんとしても乗り越えていこうする道、
もう一つは壁に圧倒され、委縮し、逃避する道である。

松下幸之助氏の言葉がある。

『人間は自らの一念が後退する時、前に立ちはだかる障害物がものすごく
大きく見える。それは動かすことのできない現実と思う・・・
そう思うところに敗北の要因がある』

一念を堅持し続けることである。

◎ 場を高める

吉田松陰は、二度目の野山獄下獄の時、村塾の壁にこの言葉を記した。

「松下陋村と雖も、誓って神国の幹とならん」

松本村はひなびた寒村ではあるが、必ずや日本の背骨となろう。
松陰は塾生たちにその場で励めばそこが華になると教えた。
その精神を結集させたような言葉である。

いま、私たちが松陰に学ぶものは、この気概ではないか、
人にはそれぞれ与えられた場がある。その場がたとえどんなに
ささやかであっても、その場を少しでも高める。そこに集う人々の心も
高める。そのことに心して、日々精励したいものである。
あなたは、あなたのいる場を高めているだろうか。

◎ 修身

古来、リーダーたる者には必須の条件がある。「修身」である。
気まぐれ、わがまま、むらっ気を取り去り、自分という人間を少しでも立派に
磨いていく。これが「修身」である。
「修身」の度合いを心理学的に考案した薄衣佐吉氏は、心は発達するものであり、
七つの段階があるという。

第一は自己中心の心
赤ちゃんがそれである。自分の欲求だけで生きている。

第二は自立準備性の心
幼稚園児の頃である。用事を手伝ったりする。

第三は自立力の段階
成人を迎え自立する。

第四は開拓力の時代
困難に立ち向かい、開発改善していく力を持つ。
年齢的には三十代~四十代か。

第五は指導力
四十代~五十代になり部下を指導していく。

第六は包容力
好き嫌いを超えて人を包容していく。

第七は感化力
その人がいることで自ずと感化を与える。最高の状態といえよう。

人間晩年にはかくありたいものだ。

◎ 長の一念

「致知」三十五年、様々な分野の長にお会いしてきたが、すぐれた長には共通して
二つの条件がある事を強く感じる。
一は「修身」二は「場を高める」。この二点に意を注がない長は
長たる資格がないと断言できる。

長の一念を安岡正篤師が明示している。

「偉くなることは、必ずしも富士山のように仰がれるようになるためではない。
なるほど富士山は立派だけれども、それより何よりも立派なものは大地である。
この大地は万山を載せて一向に重しとしない。限りなき谷やら川やらを載せて
敢えていとわない。常に平々坦々としておる。
この大地こそ本当の徳である。われわれもこの大地のような徳を
持たなければならぬ。大地のような人間にならなければならぬ。」

最後に最近逝去された経営コンサルタントの舩井幸雄さんの晩年の言葉を
付記する。

「四十余年経営コンサルタントをやってきて分かったことがある。
どうしたら経営がうまくいくか。それはそこにいる人が命を懸けている。
それが第一条件。いるところに命を懸ける。
これが大事」

長として欠かせない姿勢であり、一念である。

あとがきには・・・

社会的に長たる立場にあろうとなかろうと変わりはない。
自分自身が自分の人生の長であることを胸に刻んで航海に臨まれる人の
一人でも多からんことを願わずにはいられない。
その思いを込めて本書を送り出す・・・ 
(以上、『長の十訓』 藤尾 秀昭 著 致知出版社 より)

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と結ばれています。

私も長と呼ばれるようになって40余年、顧みれば悔悟ばかりですが、
矢山先生からいただいた
「人間死ぬまで発展途上人」
の言葉を心の糧として
「修身」と「場を高める」ことを目指して励みたいと思います。














体調不良は、小麦が原因かも!

15.06.16

「野菜力で輝け」の開発者、堀田忠弘先生が
日本テレセラピー研究会の号外版に
「小麦アレルギー」についての投稿をされていますのでご紹介させていただきます。




体調不良は、小麦アレルギーかも!

最近、これまでと違った症状を訴える人が多くなって何故だろうと 疑問に 思っていました。 
それが小麦アレルギーによるものだと分かって、調べてみると実に多いことに驚いています。 
肉体的な症状から精神的なものまでさまざまな不調が起こりますので、 症状が続くときには
小麦が原因ではないか疑ってみてください。中には心療内科にかかっておられる人もおられます。


 例えば、全身にひろがる発疹と痒み、
蕁麻疹(母親がパンを食べて乳児にでる)、
長く続く咳、味覚異常、頭重感、冷え症、浮腫み、
肥満、不眠、イライラ、体が重い、お腹が不快、下痢しやすい、
車酔いの気分、疲れやすい、すぐ横になりたい、
頑張る気力が湧いてこない、気分がすっきりしない、
頭の中に空洞がある感じ、不正出血、糖尿病、
高血圧、鼻炎、生理痛・・・などなど。

昔から食べてきた小麦が体に害を及ぼすようになったのはなぜでしょう?

もともと人口の増加に伴って食料不足を解決する目的で小麦の品種改良が行われる
ようになりました。ノーマン・ポーローグ博士は、従来のものと比べて極度に茎が太く
短くて、生産性が高い壊小小麦を開発することに成功しました。病気や日照りに強く、
生育期間が劇的に短いために小麦総生産量が何倍にも増え、食料不足に悩む人々の救済
に役立つと称賛されました。「グリーン革命の父」と呼ばれ、1970年ノーベル平和賞を受賞しました。

ところが、幾度となく品種改良や遺伝子組み換えが繰り返されたために、かつての小麦とは
まったくの別物になってしまったのです。
しかし、動物実験も人体への安全確認の試験も行われませんでした。生産量を増やすことに
集中するあまり、交配によって作られる品種は人間が食べても安全なはずだと過信し、
人体への安全性の問題が考慮されないまま世界中の人々に供給されることになったのです。

遺伝子組み換え食材は、人間の細胞にとっては異物であり、アレルギー反応を起こしても
不思議なことではありません。現在の小麦による被害は、アレルギーの問題だけではありません。

「小麦は食べるな!」Dr.ウイリアム・デイビス著によると、全粒紛パンは、砂糖以上に
血糖値を上げるようです。食後の血糖が高ければ高いほど、インシュリンの分泌量が高まり、
蓄積される脂肪の畳も増えます。インシュリンは血液中のブドウ糖を脂肪に変えて
体の細胞に取り込むホルモンですから、小麦を食べれば食べるほど皮下脂肪が増えて
小麦腹と呼ばれる状態になります。

小麦は消化されて吸収されると、エクソルフィンとよばれるモルヒネ様化学物質ができ
血脳関門を通過してモルヒネ受容体と結びつき、軽度の感情的な高ぶり、多幸感、常用癖を
発生させます。これが異常な食欲亢進につながり、これを断つと不快な禁断症状が出ることもあります。

小麦によって「脳の霧」という状態が発生し、集中力が散漫になったり、短期記憶が
不正確になったりといった軽度の認知障害を引き起こすこともあるようです。

小麦は硫酸を生成する量が肉よりも高く、肉料理に小麦食品を食べると、血液は強烈に
酸性に傾き、pHを是正するため骨はカルシウムイオンを失い脆くなります。

この他にも血糖値が急上昇すると、老化の促進がおこるなど様々な健康を害する変化
が起こることが予想されます。

パン、麺類、お好み焼き、揚げ物、麦茶、ビール、カレーその他様々なものに使われています。

日本テレセラピー研究会 会長 堀田 忠弘
『テレセラピー通信号外』 より



次回のテレセラピー研究会の案内

第15回 日本テレセラピー研究会 総会
「超健康人への知恵と実践」
~インドの叡智、人間の潜在能力、最先端科学を活かすコツ~

とき: 2015年7月12日(日) ところ: 全国町村会館 ホールA
時間: 午前9時10分より受付開始 講演開始: 午前9時40分から

詳しくは 日本テレセラピー研究会

鎮護国家から個人救済へ

15.05.28

新緑が鮮やかな山と谷、
そして、潮の香りがほのかに漂う鎌倉。
この地で開催されました澤田先生の合宿セミナーに参加させていただきました。
その一部を紹介させていただきます。

今回のテーマは
”鎌倉新佛教”~鎮護国家から個人救済へ

鎮護国家が主の目的であった奈良平安時代の佛教。
鎌倉新佛教はその目的が個人救済へと大きく変化していきました。

各宗派の教えの基本の違い・・・佛教の修行が簡単になる

浄土宗(法然)・・・専修念仏(せんじゅうねんぶつ)
善を行うも修行をするも努力に変わりない。
阿弥陀佛の絶対的な力(他力)にすがる事こそ大切。

浄土真宗(親鸞)・・・悪人正機説(あくにんしょうきせつ)
阿弥陀佛の計らいで極楽往生を信じることが大切

時宗(一遍)・・・往生決定説(おうじょうけっていせつ)
阿弥陀佛の誓願により極楽往生はすでに決まっている。
信じても信じなくても、阿弥陀佛は極楽へ招いてくださる。

日蓮宗(日蓮)・・・”南無妙法蓮華経”という題目がすべてである。

曹洞宗(道元)・・・只管打坐による「頓悟」が重要である。

臨済宗(栄西)・・・公案による「漸悟を目指す」


佛教の核心を一言でいえば

 「縁起」

縁起を知る者は法を知る

法を知る者は縁起を知る


縁起=無常=無実体=空

実体: 他の何物に拠らず、それだけで永遠に存在するもの
無我: 全てが「縁起」の産物であり、実体というものが無ければ当然自我もない
極楽: 無常なら、極楽、浄土、天国も実体としては存在しようがない
悟り: これらの縁起の原理を認識することが悟り。
悟っても他の世界を見られるわけでもなく、違う世界に行けるわけでもない。

≪悟り = 唯識論≫

この世を、人生をどう考えるか

悟りは認識の転換

❒ 悟りを開いたからといって、この現象世界と別の真理の世界に入るということはない
❒ 悟りとは、何か別の次元に移るわけではなく、この世界の認識の転換である
❒ 生死即涅槃、煩悩即菩薩、と言われてもそれだけで凡夫が救われるはずもない
❒ 覚るためには輪廻する長い困難な修行が必要である。
❒ 修行期間や輪廻をゼロとし、現象世界をそのままの姿で完全に肯定した思想が本覚思想である。

縁起 = 無常 = 空 = 無我

東洋的発想・・・・・・・・・・・・・・だから何物にも執着するな
現代アメリカ佛教的発想・・・だからこそ「今」「この世」を大切にしよう
自分とは、今、この時、この身体の自ら以外にはない
昨日は歴史、明日は未知
しかしこの今は「さずかりもの」だ
だから私たちはそれを「プレゼント」と呼ぶのだ

貴方はどのように考えますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日は、澤田先生の案内で、日蓮宗の寺院を巡らせていただきました。




鎌倉の苔寺 妙法寺 澤田先生の解説

自分らしい生き方のヒント

15.02.26

私が統合医療のバイブルとしている堀田 忠弘先生の
『身体はなんでも知っている』のエピローグで
先生の貴重な体験の中から特に印象深いものが紹介されています。

◎瞑想とは己を知ること・・・

「瞑想は
生の中で、もっとも偉大な芸術の一つです。
おそらく最高に偉大なものでしょう。
それは、他の誰かから学べるものではありません。
それが瞑想の美しさです。
瞑想には、どんな技法もありません。
それゆえ瞑想には権威者などもないのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(J.クリシュナムルティ)」

静かに自分を振り返る余裕を持つことが、
自分の進むべき道、自分らしさ、どう行動すればよいか
といったことを自覚させてくれます。

◎すべての生命を傷つけない

すべての生物を傷つけないということは、物理的な外傷を与えることはもちろん、
言葉による暴力も含まれると考えていいでしょう。
言葉は自分のみならず周囲をも大きく変えてしまいます。
すべての生命を傷つけないという信条は、万物の霊長たる人間が
思い起こさなければならない原点ではないでしょうか。

◎人のいうことを聞くな
(もちろん、「わがままになれ」という意味ではありません。)

「人の意見に左右されることなく、自分の思ったことをどんどん推し進めていくこと。
必要なことはすべて自分の内から引き出しなさい。」
「人は自分が必要とするときに、必要な師に出会う。」


これらの言葉が堀田先生を大きく変えるきっかけとなったそうです。

◎人はどこにいても幸せになれる

「人はどんなところでも幸せに暮らせる。自分の足元をみつめ、
与えられた仕事を淡々とこなせば、それでいいのだ。」

「わざわざ遠くに出かけなくても、必要なものはすべて自分の周りにある。」

◎純なる心をたもて 

「心の純度というのは、高まれば高まるほど、人をパワフルにするのではないでしょうか。」
「人は純粋なる心をもって生まれてくるのですが、成長するにつれさまざまな経験の中で
心が曇ってしまいます。それを乗り越えて再び純粋な心を保てたとき、大きな力となるはずです。」

◎究極の治療とは

「真剣に相手のことを考えていると、知識を超えて何が問題でどうすればよいか、
本質的なことがわかる瞬間があります。それを”叡智”と呼んでいいのかもしれません。
叡智は何かをやって身につければ得られるというものではなく、深い思いやりの
気持ちがあれば自然に引き出されてくるものだということでしょう。」

「究極の治療とは、つねに学ぶ姿勢をもち、感謝の気持ちと深い思いやりの心をもって
大いなる存在への敬いの心を忘れず対処することではないでしょうか。」

(『身体は、なんでも知っている』 堀田 忠弘 著 かんき出版 より 引用)


私は治療家ではありませんが、どのような仕事であっても同じではないでしょうか!



--- 私の統合医療のバイブル ---


MEDICA 視察旅行

14.11.19

11月10日から一週間、MEDICAの視察を兼ねてドイツへ行ってきました。
MEDICAとは、毎年11月にドイツ・デュッセルドルフで開催され、
7000社以上が参加している世界最大の医療機器・医療製品に関する専門見本市です。


35年前にドイツ・ネクトロダイン社の干渉波治療器に刺激され会社を創立し、
27年前、アメリカ・ラスベガスのメディカルショー視察の際に
ローレン・ザニエル博士の”共鳴の場の理論”に基づく「ソーマダイン」に出会い、
その治療効果に驚き、
早々にライセンス製造契約を結んで帰国。
それから26年間、電流・電子・音・光・超音波を媒体とした
「レゾフィア」「レメシス」「コスモス」「ガイア」「セラソニック」
など、”共鳴の場の理論”に基づき、ただ単に痛みの感覚をコントロールするのではなく、
”身体・心・魂”の治癒を促進することが出来る治療器の開発を目指してまいりました。

そして昨年”半導体ゲルマヒーター”に出会い、熱の波と音圧振動が共鳴する
世界で唯一のパルス温熱治療器「マイルド・ホット・ウェーブ」を、国から試作・開発補助金もいただき、
漸く製品化することができました。

MEDICAでは、世界の理学療法機器の現状を把握すべく、関連するブースを時間の
許す限り見て回りましたが、残念ながら、新たな理論やテクノロジーと思えるような
製品は、私が見た限りは皆無でした。

デザイン以外は、十年一日の如く、まったく進化していないという印象でした。
レーザー、超音波、TENS、干渉波がメインで、未だにマイクロ波や超短波が
展示されているブースも多く、正直何となく淋しいような気持にもなりましたが、
改めて当社の使命の重大さに気付かされた視察でもありました。


CES・MET療法士認定講習会

14.10.15

米国ストレス研究所(AIS)は、世界的に影響力を持つ非営利団体です。
全てのストレス関連情報センターとして機能するためにハンス・セリエの要請で、1978年に設立されました。

この米国ストレス研究所(AIS)の日本支部が、当社のセミナー講師でもいらっしゃる松村浩道先生を代表として開設されました。


AISのMISSION

ENGAGE実施 EDUCATE教育 EMPOWER支援

教育、研究、臨床ケア、職場におけるストレス管理の適正基準を定めることにより、地域社会と世界の健康を促進することです。

誰もが長く健康で幸せな生活が送れるよう、全世界規模で情報収集し実社会のストレス管理に関わり、教育し、支援する努力を
しています。

企業・学校・その他組織のストレス管理に関するコンサルテーションを受託します。また公開講座において最新ストレス対処法
または不眠症、うつ病、不安症、パニック障害、線繊筋痛症等の慢性疼痛からの回復プロトコルを普及させています。



AISリーダー


Dr. Paul J. Rosch, M.D., M.A., Daniel L. Kirsch PhD, DAAPM, FAIS
F.A.C.P Chairman


医師 松村 浩道 脳神経外科医 篠浦 伸禎
AIS 日本支部代表 研究アドバイザー



AIS日本支部は、頭蓋電子刺激療法(CES)、そして微電流電気療法(MET)研究会を立ち上げ、
CES・MET認定講習会を行っています。

先日は東京と仙台で松村先生、篠浦先生、そして神経伝達調整(NTA)の開発者村田一吉先生が講師で
開催され、既に40名近くが認定されました。

CES療法は、耳朶または乳様突起下に電極を装着し、特殊波形のパルス電流を流すことで、
不眠症、うつ病、不安障害に有効であることがRCT、メタ解析を含む55件以上の研究論文で
すでに報告されています。

そして、MET療法も同じ特殊波形を体幹や四肢に用いることで、特に難治性疼痛(線維筋痛症、中枢感作症候群)に有効と
されており、日本で知られている経皮電気神経刺激TENSの依拠するゲートコントロール説とは異なる機序により、疼痛部位の
神経機能を正常化するだけでなく、脳への疼痛情報を変更もしくは消去すると推論されています。

CES・MET療法士の講習会を次回、12月21日(日)神戸にて開催を予定しております。
ご興味のある方は、当社までお問い合せ下さい。

護摩焚き

14.08.19

先日、村田 一吉先生(NTA療法、及び「フィールドフローレメシス」の開発者)のご案内で、
堀田 忠弘先生(「野菜力で輝け」の開発者)とご一緒に、大津市坂本の天台宗比叡山律院の護摩焚きに行ってまいりました。

仏教の護摩は釈尊入滅500年後に発生した大乗仏教成立の過程でパラモン教から
取り入れられた、と考えられています。そのため、護摩は密教にのみ存在する修法で
あり、おもに天台宗、真言宗で行われています。

護摩の目的は、一般的には次の五種に分類されるそうです。

① 息災法(そくさいほう) : 災害の無いことを祈るもので、個人的な苦難、煩悩も対象
② 増益法(そうやくほう) : 単に災害を除くだけでなく、福徳繁栄を目的とする修法
③ 調伏法(ちょうぶくほう): 怨敵、摩障を除去する修法。悪行をおさえる目的である
から、他の修法よりすぐれた阿闍梨がこれを行う。
④ 敬愛法(けいあいほう): 調伏とは逆に、他を敬い愛する平和円満を祈る法。
⑤ 鉤召法(こうちょうほう): 諸尊善神・自分の愛する者を召し集めるための修法。
(以上 出典ウィキペディア)

受付で、各自それぞれ護摩木に名前と数え年、願い事を書きます。その後、律院の三代目住職の叡南俊照大阿闍梨様と共に
茶菓子を頂きながら、楽しくお話をさせていただきました。

護摩焚きは午前11時から始まり、願い事が書かれた護摩木のお焚きあげの炎を見ながら大阿闍梨様と一緒に
不動明王真言
”ナーマク サーマンダ バサラナン
センダ マーカロシャナ ソワタヤ
ウン タラタ カンマン”
を唱えていますと、何とも言えないとても不思議な感覚に包まれてまいります。

約1時間の護摩焚きが終わると、穴太衆の石積みが美しい水路が流れる素敵なお庭がある座敷で
おいしい精進料理をいただきました。

とても良い気が流れる律院には機会をつくって是非もう一度行きたく思っております。


前世を記憶する日本の子どもたち

14.07.03

 先日、横浜市金沢区医師会長の池川 明先生にお話をお聞きする機会がありました。

池川先生は、産科医として母子に接するうち、胎内記憶を持つ子供たちに出会うようになったそうです。
さらに調査を重ねると、おなかに宿るときよりさらに遡る「この世」に来る前のことについては、もっとたくさんの子供たちが語っているそうです。

あるインターネット会社の調査では、「この世に来る前」について覚えている子供は2割にのぼるとされます。

私が前世について深く考えるようになったのは、40年ほど前、ヒッチコックのドラマをテレビで見たのがきっかけでした。

題名は忘れましたが、あらすじは・・・
性悪な女囚が脱獄を計画し、その実行の為に墓掘りの老人を騙します。
所内で死亡した囚人の棺桶にまぎれこみ、所外の墓場に埋葬されたのちに、墓掘りの老人に掘り出してもらう計画でした。
ところが、いつまでたっても掘り出してもらえないので、しびれを切らしてマッチに火をともして死亡した囚人の顔を見ると、
なんとそれが墓掘りの老人だったというストーリーでした。

今はこうして文章にも書けるようになりましたが、その結末を見たとき、私はテレビの前でパニック状態になっていたのです。
自分が考えられる限りでは、今世の経験でこのような”生き埋め”が原因でパニックに陥る理由がわからなかったので、
ある先生に相談したところ、「前世の体験」が原因になっているのでは、と言われました。
アガスティアの葉には、訪ねて行った人の前世が書かれているそうですが、私と家内は過去世リーディングの高江洲 薫先生に
3世前からのリーディングをしていただきました。
高江洲先生は、著書『過去世リーディング』で、「幸せのヒントはすべて過去世のなかに隠されている」
と、書いていらっしゃいます。

池川 明先生は、著書『前世を記憶する日本の子どもたち』のエピローグで
「魂の世界は、簡単に言い尽くせるほどシンプルではないと思います。高度を上げていけば視界も広がるように
魂が成長すればするほど、私たちの目にはもっと広大な世界が見えてくるでしょう。」
「”人はさまざまな体験をして、魂を磨くために生まれ変わっている”と感じています。」
「私たちは魂の世界を感じることができるはずで、自分の生き方は、自分で決める。世界をどのように見るかは
自分で決める。そういう力を取り戻していきたいと思います。
と、書かれています。

私も池川先生のおかげで「輪廻転生」をどの様にみるか、スッキリと整理することができました。 感謝。








我々は何処から来たのか 我々は何者か 我々は何処へ行くのか

14.06.13

フランスの画家ポール・ゴーギャンの最も有名な絵画であり、遺書的な大作です。

画面の右から左へ描かれている3つの人物像が題名を表しています。

右側の子供と共に3人の人物は人生の始まりを、
中央の人物たちは成年期を意味し、
左側の人物たちは「死を迎えることを甘んじ諦めている老女」であり、老女の足元には奇妙な白い鳥が描かれており、
「言葉がいかに無力なものであるかを物語っている」と、ゴーギャン自身が書き残しているそうです。

このゴーギャンの言葉は、私が年2回参加しています澤田先生の合宿セミナーのテーマでもあります。

先週奈良で開催された「唯識論から般若心経を読む」というセミナーで澤田先生は

「空」は無・実体がないことではなくそこにある具体的な何物かを意味する、と解説されました。

そして「空」はトトロだ! とも。

現実に存在するが私たちには見えない。しかし、見える人(メイ&サツキ)がいる。
目隠しするのは末那識、我執、法執、こだわりであり、

自己に対する執着が・・・・・我執を生み煩悩障となり
物に対する執着が・・・・・・・法執を生み所知障となる

私たち自身を含め、この世の全ての存在の真の在り方は多次元世界の実存である。
それはいわば、「空」としか呼べない存在の仕方であって、この世にある者にはまさにそこに同時にその場所に
そのままの姿であることが関わらず見る事が出来ない、と。

最後に澤田先生はゴーギャンの問いに

我々はこの時この場所に存在する多次元的世界から来た
我々は無窮の多次元世界を生き続ける存在
我々は多次元世界へと再起する

と結ばれました。



「人生の大則」この世に絶対不変の真理はあるだろうか?

14.05.28

 縁があって医療機器の会社を29歳で創業して38年、オンリーワンの医療機器の開発を目指してまいりました。
あらためて人生を振り返るなか、致知出版社の「人生の大則」という本に出会いました。

本書では、
「この世に絶対不変の真理は厳然としてある」としています。

第一は「人は必ず死ぬ」ということです。

今、「本日の視点」を読んでいただいている人で、50年後に生きている人は何人いるでしょう?

第二は「自分の人生は自分しか生きられない」ということです。

幼子が病気でも親は代わることはできません。

第三は「人生は一回限りである」ということです。

人生に”もう一度”はないのです。

第四は「この悠久の宇宙において自分という存在はたった一人しかいない」ということです。

魂の転生は別としても、たった一回の人生を生きているのです

また、この本では脳の専門医 林 成之先生の言葉も引用しています。

どんな脳も三つの本能を持っている。
「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能である。
この、脳の本能から導き出せる「脳が求める生き方」は一つである。
「世の中に貢献しつつ、安定して生きたい」ということである。

そして、この本の著者は、ある経営者に「人生で一番大切なものは何か」と尋ねたことがあるそうです。
その人は「それは自分にもわからないが、こういう人は絶対に成功しないという条件はある」と、答えられ
次の四項目を挙げられたそうです。

一つは言われたことしかしない人
二つは楽をして仕事をしようとする ― そういうことが可能だと思っている人
三つは続かないという性格を直さない人
四つはすぐに不貞腐れる人 である。

省みて、深くうなずけるものがあります。

本書には「人生を成功に導くための10篇」が書かれています。




シンガポールでも「野菜力で輝け」「浄活茶」が!

14.05.02

 先週シンガポールより anna phua (潘 秀霞)さんがお嬢さんと通訳のご主人と3人で
「野菜力で輝け」の輸入の商談にご来社されました。

堀田先生のご著書「体と心から毒を消す技術」が台湾で翻訳出版された本を
シンガポールの紀ノ国屋書店で購入して「堀田式野菜スープ」を試されたそうです。

お聞きしますと近年シンガポールでは、朝昼晩三食ともに外食の人が60%以上になるそうです。
そのため汚染された食材による病気が大変増えていて、
特に大腸癌が癌の原因のトップとなっているそうです。

annaさんはシンガポールでは有名な料理研究家
で、数年前より食養として健康ジュース及びサプリと
安全な食材の普及に努めておられましたが、堀田先生の本をお読みになり知らず知らずに体内に蓄積された
食品添加物や残留農薬などの有害物質をデトックスすることの重要性に気づき
「野菜力で輝け」をシンガポールに普及する為に来日されました。

なお同じコンセプトで開発された「浄活茶」もたいへんお気に召され
「野菜力で輝け」共々サンプルとして大量に購入していただきました。

食事療法の勉強をしたいと同行されたお嬢さんもお母さんと共に、
堀田先生に診察して頂き、的確な診断に驚いておられました。


台湾で出版された書籍

台湾で出版された書籍



堀田先生と「野菜力で輝け」を持った anna phuaさん と お嬢さん

anna phuaさん ホームページ
http://annascookingarts.com.sg/

「MHW」マイルド・ホット・ウェーブの商標が登録されました

14.04.11

 「マイルド・ホット・ウェーブ」は、昨年、「ものづくり中小企業・試作開発支援事業」に採択され、
補助金の交付が決定しました。
そして本年3月 「MHW」Mild Hot Wave の商標が特許庁に登録されました。

新開発の”Mild Hot Wave”は、当社が長年かけて蓄積してきました
「ソーマダイン」「レメシス」の波長と共鳴する
”ゲルマヒーター”から発生する遠赤外線ホットウェーブ、
”圧電振動素子”による縦波振動、
”フィールドビーム”の光のスペクトラムによる”熱”と”微振動”と”光”の共鳴装置です。

内蔵される共鳴プログラムも
・疼痛緩和
・血流改善
・免疫力向上
・ストレスの緩和
・ホルモンバランス
・脳の活性

と、多岐に亘っています。

開発を始めて1年間の治験では、従来の温熱装置では考えられないような結果が数多く報告されています。

世界でも唯一の”Mild Hot Wave"の秘めたる可能性を研究する為に
あらゆる分野の方々にご参加いただき「MHW研究会」を立ち上げるべく準備を進めております。

どうぞ、ご支援のほどよろしくお願い申しあげます。




リヴィング・マトリックス ≪ヒーリングの新しい科学≫

14.01.27

すでに観られた方も多いと思いますが、先日国際和合医療学会の理事会で、
『リヴィング・マトリックス』のDVDが紹介されました。

公式サイトには次のように書かれています。

≪奇跡のパワー≫を意識的に行使するには?
わたしたち全てが、ゼロ・ポイント・フィールドの一部であり、宇宙の果てと繋がっている。
目には見えないエネルギー・フィールドが全てをコントロールしている。

≪ヒーリングの新しい科学≫
本作では、私たちの健康を左右する複雑に絡み合った要因を紹介。ヒューマン・ボディ・フィールドの
量子物理学から心拍のコヒーレンス、精神医学まで、健康にまつわる革新的理論を探る旅へと
観る者を誘う。
科学者、心理学者、生体エネルギー研究者、オリスティック療法士たちがそれぞれ知識と経験に
基づいてヒーリングの科学的理論を展開し、これらの新しい考え方が、将来の医療に与える影響について
意見を述べている。
出演者たちの最先端の研究に基づいた自己治療力の活性化法は、心身の回復と健康の保ち方にまつわる
常識を覆すことでしょう。



当社が25年前よりアメリカの物理学者、ローレン・ザニエル博士の”共鳴の場の理論”に基づいて開発してまいりました
「ソーマダイン」「レメシス」「メディストーン」「コスモス」「ゼロビーム」などの微弱のエネルギーを
生物学的、物理学的、量子力学的に捉え、臨床や実験を積み重ねて「フィールド・場」「インフォメーション・情報」という
新しい概念と、これからのエネルギー治療の在り方を示唆するとても興味深い内容でした。




↓ ↓ 発売元: 日本コロンビア 


いつも運が良い人には、理由があった

14.01.08

新年明けましておめでとうございます。
いつも私のブログをお読みいただきまして有難うございます。
今年もまた私の”思い”にお付き合いいただきましたら幸いです。

昨年に引き続き「運」について考えてみました。

Wikipediaでは、
運とは「その人の意志や努力ではどうしようもない巡りあわせを指す。
運が良い(幸運・好運)とは到底実現しそうもないことを、偶然実現させてしまうことなどを指す」
とありました。

しかしNAVERまとめでは「いつも運が良い人にはちゃんと理由があった」と次のように書かれていました。

※ 運がいい人は、利己的じゃない
・人を押し倒そうとしない
・他人が話せる場を作っている
・利己的な考えの人は長期的に考えて良い出逢いが来ない。
・利己主義者が本性を隠しても、人はそれを察知できるためバレる。

※ 他人に配慮できている
・助けを必要としている人がいたら助けている。
・その結果、周りには優しくて幸せな人たちが集まる。
・他人に配慮できる人ほど得するという研究結果もある。

※ 行動が早い
・運が悪い人はきまって「遅い」
・「スピード=運の良さ」である。
・運というのは、行動しない限りどうにもならない。
・うまくいかない人は「自分の遅さが原因」ということに気づかない
・自分のやるべきことに向けて行動を起こすと、運はその後についてくる。

※ 考え方がポジティブ
・自分で「運が良い」と言える。
・うまくいったことを考えるようにしている。
・運がいい人は良い時のことを覚え、悪い時のことを忘れる。

※ 新しい挑戦やスキルアップに積極的
・新しい経験や、普段の習慣が壊れることに対してオープン
・持っているスキルの種類が多い

如何でしょうか。中野 信子先生の『科学が突き止めた運のいい人』の
行動パターンや考え方と併せて考えますと興味深いですね!

皆様は、幸運は”偶然”それとも”必然”どちらだと思いますか?

私は運が良くなるか否かは別にして、運が良くなるような言動や考え方を
心掛けたいと思っています。

超意識

13.12.17

「高次の知的生命体や宇宙につながる意識を拓く・・・!」

昨年1月29日、名古屋で開催されました”国際和合医療学会”のセミナーで、「野菜力で輝け」の開発者、
堀田 忠弘先生の「超意識」についてのご講演をお聞きしました。

「超意識」が高まりますと、次のような効果が期待できるそうです。

1.無償の愛の意識が高まる → 我欲が少なくなる
2.高次の知的生命体とのパイプが太くなる。 → 人生が豊かになる
3.直観力、透視力、創造力が高まる。 → 想いの実現
4.生命エネルギーの流れが良くなる。 → 自然治癒力が高くなる
5.自分の仕事の能力が高まる。
6.魂のデトックス → 細胞機能を高める

そして「超意識」を高める方法としては、

① ”ひふみ祝詞”を唱える
② 無償の愛を実践する
③ 微細な感覚をキャッチして、即実践する習慣をつける
④ この瞬間に集中することを心がける

などですが、堀田先生のお勧めは”ひふみ祝詞”を唱えることだそうです。

堀田先生も今まで数々の”マントラ”を唱えて来られたそうですが、”ひふみ祝詞”
先生には一番合うそうです。

中矢 伸一さんによりますと、”ひふみ祝詞”は、神の霊、大宇宙のすべての真理、
そして絶大なパワーが秘められた言霊の配列だそうです。

お勧めの唱え方は、1日3回(多くても可)身体を楽器のように振動させるような感覚で、
日中は掌を上に、夜は下に向けて唱えると良いそうです。

私も2年程続けさせていただいていますが、祝詞を唱えますと、とても気持ちが安らぎ(安定)、
気の流れが良くなるのが実感できます。また、直観力が高まり、想いの力も強くなったように
感じます。
それらとは別に、私は堀田先生にお願いして、先生オリジナルの”超意識指数”を定期的に測定して
いただく事がモチベーションのアップにもなっています。

「まだ”ひふみ祝詞”を唱えたことがない」、という方に是非お勧めいたします。


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