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「実存的変容」に向かう小さな一歩を踏み出そう

20.08.05

『人類の目覚めへのガイドブック』天外伺朗 内外出版社 より

意識が変容し、「怖れと不安」が消える
「いい・悪い」「成功・失敗」「正義・悪」などの区別がなくなり、
目標や計画も不要、結果への執着もなくなる「実存的変容」へと
向かうための簡単な方法。

はじめて聞いた方は少し戸惑うかもしれませんが、人類社会はいま、
あるひとつの大きな波に直面しています。それは人によっては、
希望にあふれた「人類の目覚め」に見えます。
しかしながら、いままでの社会秩序が崩れますので、大災害をもたらす
津波と見る人もいるでしょう。

「本書には、いまこれを手に取っているあなたが、まずこの波の到来を
知り、準備ができること・・・できることなら、無事に変容を遂げて、
新しい常識を身につけること・・・少なくとも、旧来の常識にしがみついて、
抵抗勢力になり、悲惨な人生を歩むことがないように・・・
などといった祈りが込められております。」

本書の第一部、「実存的変容」へ向かうために誰でも簡単に踏み出せる
「日常生活の中でのちょっとした気付き、小さな一歩」を
紹介させていただきます。

小さな一歩①「いいも悪いもないですよ!」

「実存的変容」のひとつの小さなトレーニングは、この長年つちかってきた
「いい・悪い」の判断から離れることです。

小さな一歩➁「自己否定」の無限のループ

「自己否定」が良くないことだ、という呪縛から離れましょう。
「自己否定」している自分を発見したら、「ああ、自分はいま自己否定
しているな」と見上げて、そういう自分をそのまま優しく抱きとめてください。
自己否定をやめようとは絶対にしないで、そのまま徹底的に
気が済むまで自己否定を続けましょう。

小さな一歩③「怖れと不安」狂詩曲

将来の社会的成功に向かって、歯を食いしばって進む努力をやめませんか。
それよりも、仕事でも遊びでもいいですから、「いま」楽しいこと、わくわくすることに
没頭しましょう。首尾よくいけば「フロー体験」が得られるかもしれません。

小さな一歩④「正義と悪」のパターン化

まずは、自分が「正義の戦い」にはまっているかどうか、よく見てみましょう。
もしはまっていたら「悪の権化」が見えているはずです。
その悪の権化のサイドも、もし自分では「正義の戦い」を進めていると
思っているとしたら、彼らはいったい何をもって正義としているか
考えてみましょう。自分としては賛同できないとしても彼らなりに
何らかの正義を掲げていることを理解しましょう。
闇雲に彼らを「悪」と決めつけて否定する姿勢から、少し離れましょう。

小さな一歩➄「コントロール願望」を自覚する

自分の心の中に、組織や他人や子どもやパートナー、さらには
自分自身に対する「コントロール願望」がうごめいていることを
まずは発見しましょう。
「コントロール願望」が出てきたら、それを「いけない」とか
「なくそう」とかせずに、ありのままに「コントロール願望」が
動くのをよく感じましょう。自分が「コントロール願望」の
衝動に動かされていることをなるべく客観的に観察してみましょう。

小さな一歩➅失敗がなくなる「魔法の祈り」

毎朝・毎晩瞑想に入り、下記の祈りを108回ずつ唱える。
「いかなる状況になろうとも、私は起きた結果を全面的に受け入れます。
決して逃げません。誰のせいにもしません。誰も非難しません。」
「失敗」というのは、結果に対する執着が作り出す概念です。
「成功も失敗もないですよ!」

小さな一歩➆計画や目標を捨ててみよう!

旅に出るとき、計画を作らず、宿も決めず、いきなり見知らぬ土地に
降り立ってみませんか?神経を研ぎ澄まし、小さな兆候を見逃さない
ようにして、どこで何が起きるか見てみましょう。
思いがけずにすごい旅になるかもしれませんよ。なにかワクワクしませんか?

小さな一歩➇無責任のススメ

結果に執着して、責任を激しく追及するいまの社会の風潮は、
もう何百年も続いているので一般常識として定着しており、
誰も疑いを持っていません。
「実存的変容」の波が押し寄せてきて、人類はようやくその呪縛から
逃れられる時代に差しかかっているのです。
本章の小さな一歩は、ちょっと世の中のヒンシュクを買うかも知れません。
「徹底的に無責任男、無責任女になりましょう!」

小さな一歩⑨「自分軸」を取り戻す

思い切って「いい人」「立派な社会人」「良き隣人」をやめてみましょう。
無理する必要はありませんが、少しずつ「ボロボロな自分」
「ドロドロした自分」「弱い自分」「汚い自分」を表に出す練習をしてみましょう。
それを表に出しても、それまで思っていたより世間の評判は下がりませんよ。

小さな一歩⑩恋愛の深層構造をひも解く

いま、あなたが恋愛中なら、まず自分の中に「独占欲」と「嫉妬心」を
見つけましょう。何かの折にそれは顔を出すはずです。
相手が、ちょっと別の異性に関心を持ったときとか、自分を見てくれないとき
とかです。「独占欲」と「嫉妬心」を発見したら、絶対にそれをなくそうとしたり、
抑え込もうとしたりしないでください。むしろ、大切に大切に、それを守り、
育ててください。「独占欲」も「嫉妬心」もあなたの一部であり、切り捨てるべきでは
ないのです。そして、その「独占欲」や「嫉妬心」があなたの言動に
どういう影響を与えているか、ちょっと離れた位置から見てみましょう。

「実存的変容」というのは、心の奥底の方に巣くっている「シャドーのモンスター」
と対峙しないと達成できません。一般には、表面的な意識レベルのワークでは、
なかなか心の奥底には届かないのですが、第一部では数多く繰り返すことにより、
心の奥底にまで影響を与える手法をお伝えしました。これは、スポーツの
メンタルトレーニングなどでよく使われている手法です。
一方、心の奥底に直接的にアプローチする手法としては、瞑想と催眠が
よく知られています。天外塾では15年にわたり、いろいろな瞑想法を
工夫してまいりました。第2部ではこの一端をご紹介いたしましょう。







第一部をもっと詳しく知りたい、又第二部の
少し本格的な修行にご興味の
あられる人は、本書をご購入して
実践されることをお勧めいたします。