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「一隅を照らす」 出口光オフィシャルメールマガジンより

20.04.08

新型コロナウィルス感染拡大による「緊急事態宣言」は、戦争を知らない世代にとっては
初めての危機体験です。

このような状況では、まずコロナウィルスの感染拡大に万全をつくす事が第一ですが、
それに際して起こりうる様々な問題にどのように対処したら良いのかと考えました。

その時、ふと思い出した言葉が「一隅を照らす」でした。

京都比叡山に延暦寺を開いた伝教大師最澄は

「一隅を照らす、これ即ち国宝なり」といいました。

たった一隅でも照らすことが出来る人は国宝だ!というのです。

一隅(いちぐう)とは、今自分がいる「場」そのもののことです。

「一隅を照らす」とは自分が、自分のおかれている「場で」
みんなの為に自分のできることを、できうる限りやることです。

自分の存在する「場」を照らす、という想いでやれることをやれば
あなたは光り、周りの人も照らされ光ってくる。

「一隅を照らす」

これは、あなたの周りを幸せにする誰でもが出来得る方法なのです。

そして、一隅という以上は全体が見えていることになります。
全体を俯瞰して、自分が出来ることをやる。
大きなスピリットから自分ができることをやる!

これこそが志であり、天職ではないでしょうか。
あなたは今日は一隅を照らしますか?

私はこの言葉で頭の中のモヤモヤがなくなり、何か視界が明るくなったような
気がしました。

-----円覚寺管長 横田南嶺さんのお言葉をお伝えさせていただきます-----

・明日はどうなるかわからないけど、今日一日は笑顔でいよう。
・つらいことは多いけれど、今日一日は明るい心でいよう。
・いやな事もあるけれど、今日一日は優しい言葉をかけていこう。