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「幸せを掴む心の在り方」

19.01.28

幸せを掴む心の在り方 『致知出版社の「人間力メルマガ」』より

15万部のベストセラーとなった稲森和夫さんと五木寛之さんとの共著
「何のためにいきるのか」
の出版記念講演会の稲森和夫さんの講演の一部をご紹介させて頂きます。

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―何のために生きるのか―

私は、この一回しかない人生を、
精の限り、魂の限り、一所懸命に次ぐ努力をしていこう。
そしてその成果を周囲の人たち、いや地球人類のために、
使っていこうと思っております。

そのようなダイナミックな生き方をしながら
世の中にお返ししていくことこそ、
生きる目的ではないかと思っているのです。

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78才で日本航空(JAL)の会長に無報酬で就任して、赤字続きだった日本航空を
3年足らずで再上場させた稲森さんのエネルギーの根源を表す言葉ではないでしょうか!

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―お釈迦様が説く、人生で一番大切なこと―

皆さんの中で仏教を信じていらっしゃる方は多いと思います。
お釈迦様は生きていく人間にとって
一番大切なことは利他の心であると説きました。
お釈迦様の心の神髄とは慈悲の心です。
思いやりを持った慈しみの心、
それがお釈迦様の心の神髄であります。

この心は、他のものでも少しでも助けてあげよう、
よくしてあげようと思う心です。
そうした心を持って生きていくことが
人生の目的なのではないか。

つまり利他の行為を行うことが、人間にとって、
まず一番に大事なことだと思うのです。

この利他の心の対極にあるのは利己の心です。
自分だけよければいい、という心です。

このような利己の心を離れて、利他の心で人様を
よくしてあげようという心で人生を生きていく。

それが生きる目的だと私は思っているのですが、
実は、これは口で言うほど簡単ではありません。

利他の心を持って人様に美しい思いやりの心で
接しようという考えで人生を生きていこうと思えば、
まず、現在生きていることに感謝をするという心が
起こってこなければいけません。

次にそのような感謝の心が芽生えてきますと、
自然と自分自身がどんな環境にあっても
幸せだと思える心になっていくはずです。

「いや、私は決して幸せではありません。
大変不幸な人生を生きています。」

とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、
この世の中を見渡せば、そういう方よりももっと
不幸な境遇の人もたくさんおられるはずです。

そう考えれば、親兄弟が一緒にいられるだけでも
幸せではないかという感謝の念が湧いてくるはずです。

つまり、どんな境遇であれ、心のあり方によって
幸せはそれぞれに感じられるものなのです。

そう感じるようになるためにも、まず最初に
現在こうして生きてるだけでも幸せだという
感謝の念が起こってくることが大事なのです。

そのようにして自分が幸せだと思えるようになってきますと、
その次には当然、他の人にも親切にしてあげたい
という思いやりの心が生まれてくると思います。

また、そういう心が起ってこなければいけないのです。

したがって、利他の心を持つためには、
まず自分が生きていることへの感謝の心を
持たなくてはならないというわけなのです。

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私ごとですが、
昨年の大晦日の19時頃、信号のある交差点を青信号を確認して直進しましたら、
突然左側より直進して来た車が私の車の左側面に衝突しました。
左側の前後のドアが大破しましたが、幸い私も助手席の家内も怪我はありませんでした。

新しい年を迎えようとする時に、たとえ非は100%相手方にあったとしても事故にあった事を
色々と考えたりもしましたが、誰にも怪我がなかった事も含め感謝する事が多々ある事に
気づかせて頂きました。

追記:
皆様ドライブレコーダーは是非取り付けられる事をお勧めします。
責任の所在の証明で無駄なエネルギーを使わなくてすみます