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ゆの里 お水の里 このの

18.11.05

イリス・エスリークの縁でお付き合いさせていただいております
辻 文生先生にお誘いいただき、和歌山県橋本市、高野山の麓にある
温泉施設「湯の里 このの」に行ってまいりました。

辻先生は、大阪府下の市民病院の内科部長、呼吸器・アレルギー内科の専門医ですが、
来春呼吸器科から離れ、全国組織の民間病院に新たに地域連携科を立ち上げられる
とてもパワフルで、また人を引き付ける不思議な魅力の先生です。


「ゆの里 このの」には「金水」「銀水」「銅水」と呼ばれる役割が違った
3種類の「お水」が湧き出ていて、お風呂や食事だけでなく、無農薬による
野菜栽培やパン、手作り加工品などあらゆるものに生かされております。

2つのお水、「金水」「銀水」をブレンドしたミネラルウォーターが
私が20年前から知っていた「神秘の水 月のしずく」でした。

辻先生のご紹介もあり夕食は両施設の経営者、重岡 昌吾様もご一緒して
いただき、昭和62年に無菌の地下水「金水」を、そして平成2年神秘の
温泉水「銀水」掘削に至る経緯を数々のとても美味しい食事と共に
時間を忘れて聞かせていただきました。




30年前に重岡社長のお母さまが「これから大事になるのは健康。それには温泉施設が
必要だ。」と、井戸を掘ることを思い立ち、地質調査の専門家が、ここには水脈が
ないから「水が出ない」と断言されたにも拘わらず、試しに50メートルだけの条件で
掘り進めたそうですが、予期された通り水はまったく湧き出る気配を見せなかった
そうです。
ところが、暫くしたある日、突如高野山近郊を震度4の地震が襲い、
「天が私に水をくれた」と直感したお母さま(当時の社長)が、掘削師に頼み
バルブを緩めてもらったところ、地震の影響か出ないはずの井戸からなんと
毎分400リットルの無菌の水が湧き出てきて、その水を利用して念願の
健康ランド「ゆの里」を開業されました。

その後、「ゆの里」には不思議な人々が訪れるようになり、そのひとりが山伏の修験者の格好をした
お客様で、毎日のように「ゆの里」を訪れ、時には露天風呂から高野山に向かって法螺貝を吹き、
ある時お母さまに「ここは高野八葉に守られた聖地。あと3~5年は苦労するけれと、その後は全国から
癒しを求めてくるような大切な場所になりますから、どうぞそれまで頑張ってください」と、
声をかけられたそうです。そんな言葉もあって、「やっぱりこの地には天然温泉が必要だ」
と決心され、2度目の掘削に取り掛かり、丸一年をかけて地底1187mの地点でようやく良質で、
不思議な力を持つ温泉が湧き出てきたそうです。





「このの」のロビーのガラスの飾り壁



ガラスに刻まれた言葉をお伝えさせていただきます。
・金水=浄化
・銀水=解毒
・銅水=調和
・水は絶えずバランスを整えている
・水には軸がある
・水はすべてを繋げている
・水は物質及びエネルギーの場である
・月の光が宇宙の「いま」を水の構造に書き込んでいる
・水は循環している
・水の「構造」が「機能」を決める
・水は光によって時を刻んでいる
・水は共鳴している

重岡社長は「自分が今まで経験してきたことや、お水を通して学んできたことを
ただお伝えしているだけです。昔は成分が重要と思っていましたが、
今はそれだけでないという事をすごく実感しています。」
そして「3つのお水には、それぞれの特徴があります。でも、その働きは何かとの
関係性において見えてくるようなものだと感じています。
だからお水に関わる人の存在、人の水への関わり方もすごく大事だと思うのです。
これからも、どんな人がこの水に関わって、お水へのベクトルが動くのかワクワク
します。お水が向かう所に意志や目的のようなものを感じるので、
その方向を間違えないようにしたいと思っています。」
と、話されていらっしゃいました。

私には、とても示唆に富んだ深い言葉でした。
自分自身を見つめ直す貴重な体験の場を設定していただいた辻先生に
深く感謝し、あらためて御礼申し上げます。