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アインシュタインから娘への手紙

18.08.24

アインシュタインから娘への手紙の真偽につきましては諸説あります。
一説では2009年出版のスペインの小説『最後の答え』の著者の創作とも言われています。
つまり、アインシュタイン本人による手紙ではなく偽物になりますが、
精読しますと私はこの手紙から、時空を超えて現代の私たちに伝えたいというアインシュタインの
魂を感じます。皆様もアインシュタインの魂を感じてみてください。

スペインの小説家Alex Roviraの小説の中のアインシュタインの言葉を紹介させていただきます。

「現段階では、科学がその正式な説明を発見していない
ある強力な力がある。
それは他のすべてを含みかつ支配する力であり、
宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、
しかも私たちによってまだ特定されていない。
この宇宙的な力は愛だ。

私たちを裏切る結果に終わった
宇宙の他の諸力の利用と制御に人類が失敗した今
私たちがほかの種類のエネルギーで
自分たちを養うのは急を要する。

もし私たちが自分たちの種の存続を望むのなら
もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら
もし私たちがこの世界とそこに居住する
生きとし生けるものを救いたいのなら、
愛こそが唯一のその答えだ。

恐らく私たちにはまだ
この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貪欲を
完全に破壊できる強力な装置
愛の爆弾を作る準備はできていない。

しかし
それぞれの個人は自分のなかに小さな
しかし強力な愛の発電機をもっており
そのエネルギーは解放されるのを待っている」

一説では、アインシュタインは娘のリーゼに死後20年間は手紙の内容を
公開しないように指示を与えたと言われています。
1955年4月11日、哲学者バートランド・ラッセルと共に核兵器の廃絶や
戦争の根絶、科学技術の平和利用などを世界に訴える内容の
ラッセル:アインシュタイン宣言に署名した後、4月18日に76才の生涯を
終えたアインシュタインは現代の私たちはこの手紙を読むに値すると思うでしょうか?