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血管&筋肉トレーニング「MCCマルチカフ」

17.11.15

加圧トレーニングから発展したMCC(マルチカフケア)を紹介させていただきます。

MCCは、以下の二つの機能を持つ装置です。
開発者は福田博司先生(ふく田整形外科・院長)と、山崎由久博士(航空宇宙生理学専門家)です。

Ⅰ.RIP(局所的・遠隔的虚血操作)
腕や脚の血流を一時的に止めることで、その後の血行を改善させます。

Ⅱ.MCT(特許マルチカフトレーニング)
筋肉を直接圧迫して筋肉内の血流を制限することで、筋肉を効率よく、特に速筋を鍛えます。

[MCCの効能]

◎RIPで実際に次のような効果が得られています。
①骨折・捻挫・肉離れなど、怪我をした所の血流が良くなり、早く改善。
②圧迫されている神経の血流が良くなり、神経痛・しびれが改善。
③筋肉の血流が良くなり、肩こり・筋肉痛が改善。
④関節軟骨の血流が良くなり、ひざ・肘などの関節痛が改善。
⑤全身の血流が良くなり、冷え症が改善。
⑥脳の血流が良くなり、歩行などが安定。

◎MCトレーニング
筋肉を直接圧迫して筋肉内の血流を制限することで、筋肉を効率よく、特に速筋を鍛えます。
筋肉内の血流が制限され、酸素の豊富な血液が筋肉内に入らなくなると、低酸素(無酸素)状態が維持されます。
すると、酸素を必要とする遅筋(スタミナの筋肉)の活動が止まり、無酸素でも働ける速筋(パワーの筋肉)が活動を始めます。
通常のトレーニングより格段に短い時間・弱い圧迫力・少ない痛みで効率よく速筋をきたえることができます。

また、血流を制限する為、筋肉内には乳酸など代謝産物が流れずに蓄積します。
それを脳が感知し、成長ホルモン等の生理活性物質(マイオカイン)の分泌を促進します。

堀田忠弘先生は、適切な圧力と適切な時間、血流を止めるとヒートショックプロテインと作用機序の似た
虚血ショックプロテイン(堀田先生が命名)が脳幹の橋から出る事によって、筋肉細胞の活性化、血流改善が
起こると理解されています。

ある日突然、血管が詰まったり切れたりすることで発症する心筋梗塞や脳梗塞と言った「血管の病気」で
亡くなる方が近年増加しています。身体の隅々まで十分な酸素や栄養を供給する役割を担う血管は、生命維持だけでなく、
健康維持に欠かせません。
しかし、血管の病気は「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれるほど自覚症状が出づらく、日頃のケアは
血管の病気予防において重要な役割を担います。

MCCは、危険な加圧トレーニングでは困難だった最適な血流管理を実現します。

血管・血流の健康と若返りを図る「RIP」と「MCトレーニング」の2種を組み合わせたプランは、
中高年層、介護改善、マッサージ、エステやリハビリ中の方、血圧・コレステロールが気になる方、
そして3大成人病予防にも効果があります。

◎RIP効果のメカニズム
1)体液性物質の分泌による冠状動脈の拡張作用
2)交換神経緊張による(カテコールアミンの分泌)筋肉内の毛細血管の拡張作用
3)四肢の血流改善による患部の修復作用
4)身体の一部が低酸素状態になると、内因性の防護システムがスイッチオンして、各疾患部位の修復作用が賦活する作用

駆血(虚血)は、整形外科領域のみならず、心筋梗塞、腎疾患、脳梗塞等に対して非侵襲的な治療法として
簡便で、また安全性も高い方法である事は言うまでもない。
また、疾患の治療以外にも、スポーツの分野でのトレーニング前のウォーミングアップ、運動のできない高齢者やサラリーマン、
OL、その他運動をしたい人、運動の苦手な人に対して、交感神経の緊張をもたらすので、運動実施と同様な効果がもたらされ、
健康維持向上に有効であると言える。