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人間の格 本物の人間になる

21.01.06

前ブログ『いまこそ感性は力』行徳哲男・芳村思風 共著に続き、
『人間の格』芳村思風を紹介させていただきます。


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近代における学校教育の大半は、
◦ 科学的思考能力を習得
◦ 科学的な知識や技術を習得するのが目的

その結果として、
理性能力が成長し、頭のよい人間は沢山つくられたが、
人間性が見失われ、血の通った温かな心が忘れられて、
人格の崩壊といわれる事態に立ち到ってしまった。

現在の世界の学校教育は
◦ 犬猫ではない「人間の格」とは何であるのかを明確に書いてある
 教科書が全くといっていいほど見当たらない。
◦ 人格とは何かを知らず、人間で在るとはどう在ることなのか。
 人間に成るとはどう成る事かを規定し論じることなく子供を育てている
◦ 人格を磨くとはどうすることなのか、如何なる努力をすれば人格は
 成長するのかという問題に関して、学問的な根拠を持った認識や
 議論はまったく存在しない。

世間一般でいわれる人格者とは、倫理道徳を保守的に厳しく守って
生きる清廉潔白な人物のことである。
しかしこのような人格者は理性や理念や道徳に支配され縛られて
堅苦しく、燃えるような命の輝きや、解き放たれた自由な魂の感動と
喜びがない。
本物の人格は、決して縛られることのない、絶えざる破壊的創造に
基づく成長の連続である。
そこに人間としての命の輝きと喜びが生まれるのである。
今よりもっと優れた素晴らしい生き方を求め続けるところに、
不完全性を本質とする人間の本物の人格者の姿がある。

英語の辞書で「人格」と引くと「パーソナリティ」「キャラクター」と
出てくる。欧米人には元来、人格を磨くとか、人格を成長させるという
意識や概念がない。
個性や性格は、常識的にはその人に固有のものであって、変化しない
ものであり、成長させる努力の対象ではない。だから西洋人の努力は
能力と金銭と物質に向かうのであり、能力主義といって能力のある人を
尊敬し、そこに人間的価値の本質を置いているのである。

東洋における伝統的根源的価値は金持ちよりも能力のある人よりも
人間性に優れ、人格において立派な人物を尊敬する傾向がある。

文明史的にいって、今は物質文明から精神文明へという流れにあり
「物質的には豊かになったが人間性がまったく成長していない」
と批判されているのが世界の現状である。

われわれ日本人は、欧米人に人格を目的とした生き方を教え、
人格を磨き人間性を成長進化させるためには如何なる努力を
すればよいのかを伝えてゆかねばならない使命があるのです。


『人間の格』芳村思風 致知出版社より

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思風先生がおっしゃるように、欧米人に人格を磨き人間性を
成長進化するための努力を伝えることが現在の日本人に
出来るのでしょうか?

行徳先生は「自分を鮮やかに生きていない人間が人を鮮やかには
絶対にしません。」と著書『いまこそ感性は力』の中で述べていらっしゃいます。

世界中がコロナ禍で大きく揺れ動いている今だからこそ、
たとえ微力であっても縁ある人々に人格を高めることを
目的とした生き方を伝えるために、

「命が燃えるような努力をするならば、単なる理屈や遺伝子の
潜在能力を超えた宇宙のエネルギーが自分の命を通して
沸々と沸き上がってきます。」
という思風先生のお言葉を信じて、
自らを鍛え、心を磨き、命を燃やす鮮やかな生き方に
チャレンジしたいと思います。